Daisuke Motoike
taupe D.Motoike / Daisuke Motoike

革職人の家に生まれ、物心つく頃には革に触れ、遊び、生活の全てで革と向き合う日々を経て、家業として革職人になるべく幼き頃より父親のアトリエに入り、厳しい修行時代を過ごす。

革の持つ素材としての可能性を探求し、革に構う日々を経て、青年期にはフィレンツェの工房にて修行期間を持ち、革だけでなく地金や彫金といったマテリアルでの物作りに没頭しながら、あくまでも革細工師が作るジュエリーとは何かについて研鑽する日々を送る。

帰国後は家業の生業をブランド化し、そのブランドを代表するクラフツマンとして目覚ましい実績を残した。

20年余にわたる家業のブランドを代表するクラフツマンとして期間を経て、本池大介個人として独立し、Craftsmanshipを超えたところにあるArtisanとは何かを表現するべく、あらゆる天然素材に向き合い、material / matièreに拘り抜くプライベートブランドとして、 taupe D. Motoikeを立ち上げる。

また、より作品性の強いアーティスト/作家としてのクリエイティブな表現に関しては、Motoike Daisuke名義の元、taupe D.Motoikeとは異なるアプローチにて発表している。

 

 

 

来る9/12(金)~14(日)の3日間、taupe D.Motoike / Daisuke Motoike Order Exhibitionを開催いたします。

kinkでは、はじめてご紹介するこのブランドのすべての作品は、一つ一つ丁寧に手作りされ、常に新しく、より良いものへと変化させることを目指して制作されています。

24金や999シルバーを使用することで知られており、これらの金属はその純度の高さゆえにジュエリーではあまり見られません。作品はすべて自身の工房で手作業で作られ、複雑な技法や大胆なデザインではなく、触れたときの感覚に重きを置いています。

ジュエリーの真の美しさは、手に取ったときの柔らかく言葉にしがたい質感や、着用するうちに微妙に変化する色合いにあると考え、 それらの作品はヴィンテージやアンティークの美意識と自然に調和し、個性的でありながら決して主張しすぎることのない、稀有なバランスを持ちます。

 

純金の個性である色と輝き、そして柔らかさを揺れる稲穂と重ねて名づけられた‟HARVEST”。
一コマずつ手で作られた継ぎ目のない特別なチェーンは、ひとつずつ繋げていく中で生まれる不規則なコマの大きさと揺らぎのある質感が最大の特徴。オリジナルのTとDを表したリンキングパーツも身につけた際のアクセントとして存在感を放ちます。

 

 

 

 

 

修行時代を過ごしたフィレンツェの教会(ドゥオーモ)の八角形の天蓋を想いデザインされた‟DUOMO”。
表面的な素材感の表現に留まらず、素材に対するアプローチとプロセスそのものをデザインとして表現しています。

 

‟HARVEST”と‟DUOMO”。どちらもブランドを象徴するジュエリーコレクション。
使用するのは、K18やSILVER925ではなく、K24とSILVER999。当然前者に比べて素材的に柔らかくなりますが、フィレンツェで培った鍛金の技術でジュエリーとして成立させています。

会期中は、このtaupe D. Motoikeのコアコレクションの受注を承ります。

 

 

 

 

また、Daisuke Motoike氏は、素材への敬意と職人技を基盤としながら、ジュエリーだけではなく、ペインティング、ドローイング、レザー彫刻、その他オブジェクトなど、アート全般にわたる表現を追求しています。

中でも代表的なのは、独自の解釈と思考で再構築された漆皮の作品。
革に漆。日本で奈良時代に隆盛し、平安時代には木地に取って代わられ衰退したという漆器の技法。
この漆皮をただ再現したものではなく、幼少期より40年近く革と向き合い、高い技術と知識、経験を持つ氏が、天然素材である革と漆の融合を試みた結果、他に類をみない表現の漆皮が生み出されました。
革に幾層にも重なる漆の色。一層塗っては時間をかけて自然に乾かし、削り、また塗るという繰り返し。
そこから生まれる唯一無二のアブストラクトな景色は、思わず引き込まれる魅力があります。

 

会期中はDaisuke Motoikeの作品も展示販売いたします。

9/12(金)、13(土)の2日間は、ブランドのエージェントである椎木さんが在廊いたします。
いつもブランドや作品について丁寧にお話ししてくださる方ですので、ぜひこの機会にお越しくださいませ。

 

taupe D. Motoike / Daisuke Motoike
Order Exhibition
date : 9/12(fri.) – 14(sun.)
plaice : kink chikaramachi lab.

 

 

履物関づかの受注会と同時開催となります。
その理由は両者の手による特別な履物、、、。

 

 

 

キヨハラ

Posted by:chikaramachi lab.